── 無意識の姿勢で消費カロリーは大きく変わる

「同じ量を食べているのに、なぜあの人は太らないの?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
もちろん体質や生活習慣も関係します。
しかし最新のボディメイク理論では、
痩せやすい人に共通する“ある特徴” が明らかになりつつあります。
それが “姿勢” です。
実は、ただ座っている・立っている・歩いている、
これらの“無意識”の時間で使われる筋肉量や消費カロリーは、
姿勢の良し悪しによって大きく変わります。
ここでは、
食べても太らない人の秘密=姿勢と代謝の関係
そして今日からできる改善方法まで、分かりやすく解説します。
■ 1. なぜ姿勢が悪いと太りやすくなるのか?
姿勢が崩れると、身体は本来使うべき筋肉を使えなくなり、
代わりに「ラクな筋肉」ばかりを使うようになります。
結果として…
消費カロリーが下がる
太りやすい部分に脂肪がつきやすくなる
浮腫みやすくなる
内臓が下がり、ポッコリお腹になりやすい
自律神経が乱れ、脂肪燃焼が起こりにくい
つまり姿勢の崩れはダイエットにおいて
“隠れた代謝ダウン要因” なのです。
▶特に現代人に多い姿勢がこちら
猫背(肩や首が前に落ちる)
反り腰(腰だけが反りすぎ)
ストレートネック
骨盤後傾(お尻が垂れやすい)
巻き肩(胸が縮んだ状態)
これらすべてが、
使われる筋肉を減らし、太りやすさを招く 姿勢です。
■ 2. 姿勢で“1日の消費カロリー”はどれくらい変わる?
人は座っているだけでも、実は背骨周りの深層筋(インナーマッスル)を使っています。
ところが姿勢が崩れると、この筋肉たちが働きません。
その結果…
正しい姿勢の人 → 無意識で消費するカロリーが高い
悪い姿勢の人 → 無意識の消費が極端に低い
研究では、姿勢の違いだけで
1日150〜300kcal近く差が出る場合もある とされています。
これは、
毎日30〜40分ウォーキング
毎日20分筋トレ
に匹敵します。
つまり 痩せている人は、運動量以前に“姿勢で勝っている” のです。
■ 3. 太りやすい人が無意識でやっている姿勢のクセ

太りやすい人はある“共通したクセ”を持っています。
①座るときに背もたれに倒れ込む
骨盤が寝てインナーが使えなくなる。
②立つときに片側に体重を乗せる
骨盤がゆがみ、脚の太さに左右差が出る。
③歩くときに股関節がほとんど動いていない
脚ではなく“太もも前”だけ使うため、太ももが張りやすい。
④呼吸が浅く、胸だけが動く
代謝に重要な横隔膜が使えず、脂肪燃焼効率が低い。
こういった小さなクセの積み重ねが
結果としてボディラインを大きく変えてしまう のです。
■ 4. 姿勢が整うと、勝手に痩せる理由
姿勢改善がダイエットに効くのは、主に次の理由です。
●①インナーが働く → 代謝が上がる
姿勢を支える深層筋(横隔膜、腹横筋、多裂筋)が使われるようになり、
“24時間代謝の高い身体”になります。
●②むくみが取れ、脂肪がつきにくい体へ
姿勢が整うと筋ポンプが働き、血流・リンパが改善。
下半身のむくみによる太見えが減少します。
●③正しく動けるようになり、痩せる運動ができる
猫背や反り腰ではトレーニングをしても
“ターゲットの筋肉が使えない”ことが多いです。
姿勢が整うと 1回の運動効果が何倍にもなる のはこのためです。
●④内臓の位置が整い、ぽっこりお腹解消
骨盤が正しい位置に戻ると、内臓が上がり、
ウエストラインが自然にスッキリします。
■ 5. 今日からできる!姿勢を整えて太りにくくする3つの習慣
①胸を張るより、みぞおちを引き上げる
胸を張ると反り腰になります。
みぞおちを“背骨に向けてスッと引き上げる”イメージで立つと、
インナーが働く姿勢に変わります。
②“息を吐く時間”を長くする
姿勢改善には呼吸が必須。
横隔膜が使えると腹部のインナーが働き、代謝がUPします。
4秒吸う → 6秒吐く を1日10回。
③座るときは骨盤を立てる
座った瞬間に姿勢は決まります。
お尻の骨(坐骨)をイスに立てるように座るだけでOK。
これを続けるだけでも、
腰痛・肩こり・ぽっこりお腹・脚太りなどが大きく改善します。
■ 6.姿勢は自己流では直らない。プロのチェックが必須な理由
姿勢が重要なのは明らかですが、
自分で正しいと思っている姿勢が、実は間違っている という人は非常に多いです。
姿勢はクセの積み重ねなので、
専門家による細かなチェックが必要になります。
特に効果的なのが、
✔ ピラティス
身体の奥の筋肉を目覚めさせ、
姿勢を支える土台づくりができる。
✔ パーソナルトレーニング
使えていない筋肉と使いすぎている筋肉を整え、
脂肪のつきにくい身体にデザインできる。
この2つを掛け合わせると、
姿勢が変わり、太りにくい体質に変わるスピードが圧倒的に早い のです。
■ 7. まとめ:姿勢が変われば、無意識の消費カロリーが変わる
「食べても太らない人」には必ず理由があります。
そのひとつが 姿勢=無意識で消費するカロリーの差。
姿勢が整うと:
代謝UP
むくみ改善
トレーニング効率UP
ぽっこりお腹改善
太りにくい体へ変化
努力を増やすのではなく、
無意識の時間の質を変えることが“痩せる近道” です。
代々木駅徒歩3分小田急線南新宿駅徒歩30秒 パーソナルトレーニング✖︎マシンピラティス eff Personal Gym
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